最近嘘や失敗を隠したがることが増えてきました。
特に多いのが、「おもらし」に対する嘘と隠ぺい。
娘: 「私パンツに水をこぼしちゃったから着替えたの~」
と言って、私のところに来たりします。
すぐにピンときて部屋を見に行くと、おもらししたパンツがカーペットの上に置いたままに・・・。
おもらしなのに水だと嘘をついたこと、濡れたままのものをカーペットに置いたことを叱りました。
それでもその後また同じことがあり、更には学校でもおもらし。楽しいことがあるとぎりぎりまで我慢して、トイレを目の前に間に合わず出てしまうようです。
アメリカではおもらしの事を「アクシデント」というのですが、今回この学校でのアクシデントがあった日は、偶然パパがお迎えでした。
家に帰ってくるとパパが、
パパ: 「今日学校でアクシデントをして、マミーに叱られるのを本当にこわがっている。マミーには言わないでと頼まれてるし、もう僕が充分に話したから、この話はしないでほしい。」
と言われました。
うーん。これは何か違う気がする。
そして半日、失敗を私から隠したいと思う娘の気持ちを考えてみました。
私はアクシデントのことを叱ったのではなく、隠そうとしたことと、失敗をそのままにしたことを叱ったのですが彼女には伝わっていないようでした。
そもそも、マミーには正直に話しても大丈夫なんだという関係を、私は彼女との間にうまく築けていなかったようです。そこでパパに伝えました、
「そこは、マミーに内緒にしてあげるとか、マミーにばれなくてよかったで終わらせないでほしい。パパが一緒に話してあげるから正直に言うんだよと教えてね。正直に言えば叱られない、正直に言えば叱らない練習を彼女も私たちもしようよ。」
パパも納得してくれて、私たちは現在「正直になる。隠さない。」の練習中です。
今日は娘が金魚のエサを派手にこぼしてしまったらしく、金魚鉢の前とゴミ箱の前を行ったり来たり(要するに失敗を隠そうと)していました。今までなら「何してるの?」と叱る気で聞いていたところですが、ちょっと一息深呼吸をしてから、
私:「あれれ?失敗したときはどうするんだった?正直に話せばお母さんは叱らないんだよ。話してごらん。」
娘:「あのね。金魚のエサをこぼしちゃったの。ごめんなさい。」
私:「正直に話せてお利口だね。自分できれいに片づけること。ちゃんと金魚さんにも餌をあげてね。」
娘:「はーい!」
あ。うまくいった。
こういうことかと少しだけ分かった気がしました。
夕飯のとき、
私: 「今日ね、お姉ちゃんが金魚のエサをこぼしちゃってね。」
私がパパにここまで言うと、ぎょっとした表情でパパの顔をうかがう娘。
私: 「でも正直に話してくれたんだよ。自分できれいに掃除もできたよ。」
パパ: 「偉かったね~!」
娘: 「うん!嘘はだめなんだよ、お父さん。」
と誇らしげでした。
3歩進んで2歩下がる。
お姉ちゃん、お母さんも「お母さん」を勉強中です。
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-鮭子